インバウンド向けイベント企画|和風演出で心に残る体験を
- オフィスMJ株式会社
- 9月24日
- 読了時間: 15分

▶︎1. インバウンドイベントにおける「和風の企画」の重要性

1.1 なぜ今「和風の企画」が注目されているのか
近年、訪日外国人観光客(インバウンド)のニーズが多様化し、単なる観光から「本物の文化体験」へと関心が移りつつあります。
その中で特に注目されているのが、「和風のイベント企画」です。 着物、和太鼓、民謡、書道、和菓子作りなど、日本ならではの伝統文化に触れられる体験が、国内外問わず高い評
価を受けています。
実際、和風イベントに参加した観光客の約6割が「また参加したい」と回答したというデータもあるほど、満足度が高く、リピーター獲得にもつながっています。
最近では以下のようなトレンドも見られます。
SNS映えする「和」の要素が注目されている
サステナブル観光の観点から「地域文化とのふれあい」が評価されている
滞在時間を有意義に過ごす「体験消費」が重視されている
たとえば、外国人観光客が京都で着物を着て町歩きを楽しんだり、金沢で和菓子作りを体験したりするシーンを思い浮かべてみてください。 非日常感がありながらも、日本らしさが存分に味わえるということで、口コミでも広がりやすく、観光誘客にもつながります。
こうした背景から、イベントに「和」の要素を取り入れることが、差別化と話題性の両面で非常に効果的になっているのです。
1.2 日本文化の魅力を活かすことで得られる3つの効果
和風の演出を取り入れたインバウンドイベントは、ただ「見た目が日本らしい」だけでは終わりません。 文化的な価値をうまく活かすことで、参加者にも主催者にもさまざまなメリットが生まれます。
ここでは、日本文化の魅力を取り入れることで得られる代表的な3つの効果を紹介します。
① 海外からの評価と満足度が圧倒的に高まる
訪日観光客にとって、日本文化に直接触れられる体験は非常に貴重です。 着物、和太鼓、茶道、書道などの文化体験は、単なる観光以上の価値を提供してくれます。
「日本らしさ」を五感で味わえるイベントは、旅行のハイライトになりやすいです。
例えば、和楽器の生演奏を聞きながら、日本酒を味わうような演出は、視覚・聴覚・味覚を同時に刺激します。 その結果、SNSや口コミでも高評価を得やすくなり、今後の集客にもつながります。
② 地域資源を活かしながら、観光消費を促進できる
和風イベントは、地域の伝統や文化を体験に落とし込むことが多く、地元の人材や技術が活用されます。 地域の伝統芸能や工芸品、特産品などをうまく取り入れることで、経済波及効果も期待できます。
観光客が「体験後に商品を購入する」「再訪を検討する」といった流れにつながれば、一過性で終わらない観光コンテンツになります。
特に近年は、サステナブルツーリズム(持続可能な観光)の視点が求められており、地域の文化を軸にしたイベントは高く評価される傾向があります。
③ 差別化が図れ、印象に残るイベントになる
国内のイベントや観光地は数多く存在しますが、「記憶に残る体験」は意外と少ないものです。 その点で、日本文化をベースにした演
出は、他と被りにくく、強く印象に残りやすい特徴があります。
特に和風と現代要素を融合させたパフォーマンスは、斬新さと安心感のバランスが魅力です。
たとえば、和太鼓の演奏にロック音楽を組み合わせたり、着物姿でのモダンダンスを取り入れたりすると、予想を超える感動を与えることができます。
このように、和風の要素は「文化的価値」だけでなく「演出力」や「話題性」といった効果も同時に生み出します。
▶︎2. インバウンド向け和風イベント企画の基本ステップ

2.1 ターゲット選定と文化的背景の理解がカギ
インバウンド向けのイベント企画を成功させるには、まず「誰に向けて企画するのか」を明確にすることが欠かせません。
「外国人観光客」と一言で言っても、出身地や年齢層、興味関心はさまざまです。 その違いを理解せずに企画を進めてしまうと、「誰にも刺さらない内容」になる可能性が高くなります。
たとえば、アジア圏の観光客は家族連れや団体旅行が多く、体験型のワークショップが人気です。 一方、欧米圏では文化的な背景に興味を持つ個人旅行者が多く、伝統芸能や歴史のある街並みに強い関心を持つ傾向があります。
こうした違いを踏まえた上で、ターゲット設定を明確にすることが大切です。
以下のようなポイントを事前に整理しておくと、企画の方向性がはっきりします。
・観光客の主な国籍(例:台湾・韓国・アメリカ・フランスなど)
・年齢層や旅行スタイル(個人/家族/団体)
・訪問の目的(観光・教育・ビジネスなど)
・文化的な関心(日本食、伝統音楽、ポップカルチャーなど)
さらに、ターゲットの文化的背景や価値観を理解することで、誤解や失礼のない演出も可能になります。
例えば、宗教的に配慮が必要な食文化、身体接触に対する感覚の違い、写真撮影への抵抗感など、イベント内容に大きく関わる部分です。
ターゲットとその文化的背景をしっかり理解しておくことで、「満足度の高い体験」が実現しやすくなります。
その結果、イベントが成功するだけでなく、口コミやSNSでの拡散によって継続的な集客にもつながります。
2.2 イベント企画の成功に欠かせない5つの要素
インバウンド向けの和風イベントを成功させるには、雰囲気づくりや演出だけでなく、全体の企画設計がしっかりしていることが大前提です。
感動や満足感につながるイベントには、共通する「仕組み」があります。 ここでは、その中でも特に重要な5つの要素を紹介します。
① ストーリー性のある構成
ただのアクティビティを並べるだけでは、印象に残りません。 「なぜこの順番で進むのか」「どんな気持ちになってほしいのか」といった、流れの中にストーリーがある企画は、参加者の心に強く響きます。
たとえば、「和太鼓で始まり→民謡で郷愁を感じさせ→現代音楽と融合してクライマックスを迎える」といった演出は、物語性があり印象的です。
② 体験型コンテンツの導入
外国人観光客に人気があるのは、「見て終わり」ではなく「自分でやってみる」体験型の企画です。 和太鼓を実際に叩く、書道で名前を書く、お箸づくりを体験するなど、参加者が主役になれる要素があると満足度が高まります。
③ 写真・動画映えする演出
SNSでの拡散を狙うには、ビジュアルも重要です。 特に海外観光客は、旅の記録として写真を多く撮る傾向があります。
着物姿での写真撮影コーナー、和傘や提灯を使った夜のライトアップ、ステージでの迫力ある演出など、「思わず撮りたくなる」空間演出があると、SNS投稿→拡散→認知拡大という好循環が生まれます。
④ スムーズな運営とタイムマネジメント
イベント自体がどれだけ良くても、受付が混雑したり、時間通りに進まなかったりすると、全体の印象は台無しになります。
事前のシミュレーションや、通訳・案内スタッフの配置など、参加者がストレスなく過ごせる運営体制が欠かせません。
⑤ 多言語対応・文化配慮
インバウンドイベントでは、英語だけでなく、中国語や韓国語などの対応が求められる場合もあります。 また、宗教や習慣への配慮も重要です。
たとえば、食事にベジタリアン・ハラール・アレルギー対応を用意する、説明文を多言語で表示するなどのきめ細かな配慮が、評価に直結します。
これら5つの要素を取り入れることで、単なる“和風のイベント”ではなく、記憶に残る文化体験としての価値が高まります。
2.3 よくある落とし穴とその回避策
インバウンド向けに和風イベントを企画する際、どんなに準備をしていても見落としがちなポイントがあります。 特に初めて企画を担当する人にとっては、「想定外のトラブル」に対応できるかどうかが成功を分けるカギになります。
ここでは、ありがちな落とし穴とその回避策を紹介します。
① “和風=伝統”の固定観念にとらわれすぎる
和風イベントを考えるとき、つい伝統一辺倒の演出にしてしまうことがあります。 もちろん茶道や書道、和楽器は魅力的ですが、それだけだと「静かすぎる」「地味に感じる」といった印象になることも。
現代的な演出やエンタメ要素を取り入れることで、外国人にも伝わりやすくなります。
対策としては以下のような工夫が効果的です。
・和楽器とポップ音楽の融合ステージ
・ライトアップとデジタル技術を活用した演出
・現代風にアレンジした和装のファッションショー
② 天候リスクを軽視してしまう
屋外イベントや町歩き型の体験では、天候が大きく影響します。 特に雨天時に備えていなかった場合、当日のスケジュールや内容が大幅に崩れてしまいます。
「雨の日でも安心して楽しめる代替案」があるかどうかが重要です。
準備しておくべきポイントはこちらです。 ・屋内スペースでのワークショップを用意しておく ・イベント用テントや簡易シェルターの確保 ・天気予報に応じた当日の段取り再調整マニュアルの作成
③ 文化的な誤解や不快感を招いてしまう演出
国によっては、裸足で屋内に上がることや、宗教的な意味合いを持つ音・衣装に抵抗を感じる人もいます。 意図せず失礼な演出になってしまうと、イベント全体の評価が下がってしまう恐れもあります。
事前に対象国の文化背景を調べることが、安心感と信頼につながります。
以下のような点を確認しておくと安心です。
・足元や衣服に関する宗教的なタブー
・写真撮影NGな演出や施設の有無
・男女の接触や座席配置に対する配慮
これらの落とし穴は、どれも対策次第で防げます。 大切なのは、「日本人の感覚だけで考えない」という視点です。
インバウンドイベントは、異文化との交流でもあります。 相手の文化や立場を尊重した企画設計が、成功の土台になります。
▶︎3. SNS映え・体験型で人気の和風イベントアイデア10選

3.1 音楽・舞台系:和太鼓・民謡・尺八などのライブ演出
インバウンドイベントの中でも特に高い人気を集めているのが、「音楽と舞台によるライブ演出」です。 日本ならではのリズムや音色は、言語を超えて感動を届けられるコンテンツとして注目されています。
特に外国人観光客から支持されているのが以下のような演出です。
・和太鼓のパフォーマンス
・民謡ボーカルと踊りのライブ
・尺八や三味線など伝統楽器の演奏
・現代音楽と融合させたミクスチャーライブ
これらは、ただ鑑賞するだけでなく、音の迫力や演者の動きによって「五感で楽しめる」体験になります。 中でも和太鼓の演奏は、視覚・聴覚に訴えるインパクトが強く、SNSでのシェア率も非常に高いです。
たとえば、大型イベントやホテルのディナーショーで、和太鼓のリズムに合わせて民謡の歌声が響き渡ると、その場の空気が一気に盛り上がります。 写真や動画で切り取っても迫力が伝わりやすく、来場者が自ら拡散してくれることも多いです。
また、現代の音楽と融合させたライブ演出も人気です。 和太鼓×ロック、民謡×ヒップホップといった新しい組み合わせは、斬新さと伝統の両方を兼ね備えており、「日本ってこんなにカッコいい文化があるんだ」と驚かれることも少なくありません。
イベントのオープニングやフィナーレにこうしたライブパフォーマンスを組み込むと、全体の印象を一段とグレードアップさせることができます。
和楽器のパフォーマンスは、日本の“らしさ”を象徴するだけでなく、映像・音楽・照明といった演出次第で、大きな集客効果や話題性も生み出せる強力な武器になります。
3.2 参加体験系:書道・折り紙・和菓子作りなど
観光客にとって「自分で体験できるコンテンツ」は、特別な思い出になります。 見るだけでなく、実際に手を動かすことで、日本文化をより深く感じてもらえます。
人気の体験型コンテンツ例
書道体験:自分の名前を漢字で書く
折り紙:日本らしい動物や季節の飾りを制作
和菓子作り:職人に教わりながら季節の菓子を手作り
箸づくり:木を削ってマイ箸を完成させる
体験後に持ち帰れる作品があると、記念品にもなって喜ばれます。 「見る→知る→作る」という流れがあることで、満足度が格段に上がります。
3.3 空間演出系:ライトアップ・花道・和装フォトブース
イベントの雰囲気を一気に「和」に引き寄せるのが、空間そのものの演出です。 視覚的なインパクトは、SNS投稿や写真撮影の動機にもつながります。
人気の和風空間演出例
ライトアップ:竹灯りや和傘を使った幻想的な夜の演出
花道:いけばなや枝ものを使って通路を彩る
和装フォトブース:着物・背景・小道具で本格的な撮影が可能
障子・畳・掛け軸:伝統的な日本家屋風の装飾
写真映えする演出は、集客力を大きく高めてくれます。 「日本らしい空間に入り込める」演出が、非日常の体験価値を生み出します。
▶︎4. イベントの印象を左右する「演出と構成」のポイント
4.1 印象に残るストーリー演出の作り方
イベントを「ただの体験」で終わらせず、記憶に残るものにするには、ストーリー性のある構成が欠かせません。 感情を動かす流れを意識すると、参加者の満足度がぐっと上がります。
ストーリー演出の基本構成
導入:日本文化への興味を引き出す(例:和楽器の音でスタート)
展開:体験やパフォーマンスで感情を動かす
クライマックス:演出のピークで一体感を生む
余韻:静かなフィナーレで心に残す
ストーリーがあると、「流れの中での意味」が生まれ、印象も深まります。 1つ1つの演出に“なぜそれをやるのか”という理由を込めることが大切です。
4.2 観客を飽きさせないタイムスケジュールの工夫
どんなに魅力的な企画でも、間延びした進行では観客の集中力が切れてしまいます。 テンポよく、変化を持たせたスケジュール設計がカギになります。
飽きさせないタイムスケジュールのポイント
時間配分は「短く、濃く」:1コンテンツ15〜20分を目安に
静と動のバランス:体験と鑑賞を交互に配置する
待ち時間も楽しませる:移動中にフォトブースを設置するなど
最後にハイライト:記憶に残る演出で締めくくる
全体の流れに緩急をつけることで、飽きずに最後まで楽しんでもらえます。 時間管理は、参加者満足度とイベント評価を大きく左右する要素です。
4.3 和とモダンの融合で差別化を図る方法
近年注目されているのが、伝統と現代をミックスした“ネオ和風”の演出です。 定番の和風演出にひと工夫を加えることで、他と差がつくイベントになります。
和×モダンの融合アイデア
和太鼓×ロック:迫力のコラボ演奏でインパクト大
プロジェクションマッピング×掛け軸:動く日本画のような演出
着物×ストリートファッション:若年層向けの和装体験
伝統建築×LED照明:和空間の新しい魅力を演出
こうした融合演出は、伝統文化の敷居を下げつつ、新鮮な驚きも提供できます。 「新しさ」と「日本らしさ」を両立させることで、記憶に残る体験が生まれます。
▶︎5. 和風×音楽で心に残るイベント演出を実現|オフィスMJのご紹介
5.1 和太鼓と民謡の融合で生まれる唯一無二のパフォーマンス
オフィスMJが提供するライブパフォーマンスは、和太鼓と民謡をベースにした圧巻の演出が魅力です。 音楽性だけでなく、視覚・感情にも強く訴えるパフォーマンスで、国内外から高い評価を得ています。
オフィスMJのパフォーマンスの特徴
和太鼓×民謡×ロック:伝統と現代の融合で圧倒的な迫力
1組分の出演料で3つの演出(ソロ×2+ユニット)を展開
テレビや観光イベント、披露宴でも実績多数
観客の心に“和の響き”が残る、記憶に残る構成
ただの音楽イベントではなく、ストーリーのある舞台作品として仕上げることで、他にはない価値を生み出しています。
5.2 企画・演出・映像制作までワンストップで対応
オフィスMJの強みは、企画から当日の演出、映像制作までを一貫して提供できる点にあります。 イベント全体の世界観を統一できるため、より完成度の高い演出が実現します。
ワンストップ対応の主なメリット
コンセプト立案:ターゲットや会場に合わせた企画提案が可能
演出設計:空間・音響・照明まで一体化した舞台演出
映像制作:SNSやプロモーション用の動画も高クオリティで対応
やり取りがスムーズ:一社完結で調整や修正がラク
全体の流れがスムーズになることで、イベントの質と統一感が大幅にアップします。
5.3 予算・場所・規模に合わせて柔軟に対応できる強み
イベントの成功には、柔軟な対応力が欠かせません。 オフィスMJは、限られた条件の中でも最大限の効果を出せるよう、あらゆるニーズに応えてくれます。
柔軟対応の主なポイント
小規模〜大規模イベントまで対応:10人規模の余興〜数百人のホール演出もOK
屋内外どちらも対応可能:ホテル宴会場から観光地の屋外広場まで実施可能
予算に応じてプランニング:必要な演出だけを選んで構成できる
地方・都市問わず出張可能:交通・宿泊含めたスケジュール調整もお任せ
「やりたいけど、できるか分からない」そんな不安も、まずは相談から解決できます。
▶︎6. まとめ|魅力を最大限に活かした和風イベントでインバウンド成功へ
6.1 和風イベントを差別化するために押さえるべきこと
インバウンドイベントは増加傾向にあり、「和風であること」だけでは差別化が難しくなっています。 他と一線を画すためには、演出・体験・運営の全てに工夫が必要です。
差別化のために意識したいポイント
体験性を強化する:観客が参加できる演出を必ず入れる
伝統+モダンの融合:意外性や新鮮さで印象に残す
ストーリーのある構成:導入〜展開〜クライマックスで感情を動かす
多言語・多文化配慮:誰にでも優しい設計で信頼を得る
SNS映えを意識:空間や演出に「撮りたくなる要素」を盛り込む
“日本らしさ”を軸にしつつ、今の時代に合った形に進化させることが重要です。
6.2 今すぐ企画を始めるためのアクション
インバウンド向け和風イベントは、準備次第で成功の可能性が大きく広がります。 やみくもに始めるのではなく、段階的な行動で進めることがポイントです。
イベント企画スタートの流れ
目的を明確にする:集客・地域PR・売上アップなどゴールを決める
ターゲットを設定:国籍・年齢・興味を具体化する
会場・時期を選定:季節や地域性も考慮して最適なタイミングを検討
演出や体験内容を設計:和×体験×SNS映えを意識
信頼できるパートナーに相談:企画・演出・運営の専門家と連携する
まずは小規模でもいいので、試験的に実施して反応を確認するのもおすすめです。
▶︎インバウンド向け和風イベントの企画・演出・映像制作をワンストップで
コンセプト立案から演出、プロモーション映像まで一貫対応。日本文化の魅力を最大限に引き出したイベント設計が得意です。小規模から大規模まで、柔軟に対応できます。
イベントのご相談は、オフィスMJのホームページからお気軽にどうぞ。




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